デイサービスにおける介護職の1日の仕事内容は

デイサービスの特徴は、要介護状態にある利用者が、施設に日帰りで通って介護サービスを受けるという点です。一部、宿泊に対応しているデイサービスもあるものの、基本的には利用者が宿泊することはありません。

デイサービスの1日は、利用者を迎えに送迎車で自宅にうかがうところから始まります。施設に到着してから、昼食までの時間帯に、レクリエーションや入浴介助、機能訓練といった介護サービスが行われるのが一般的な形です。昼食後の午後には自由時間があり、午前中と比べると比較的ゆったりとした時間を過ごしてもらうこととなります。午後4時頃、利用者を自宅に送り届けるために施設を出発し、1時間ほどかけて送り届けが完了すれば、介護職の1日の仕事も概ね終了です。しかし、全てのデイサービスでこのようなプログラム、スケジュールが採用されているわけではありません。

一般的なデイサービスであっても、プログラムやスケジュールが異なる可能性はありますし、認知症対応型デイサービス、リハビリ特化型デイサービスでは、一般的なデイサービスのものと大きく異なるプログラムが提供されるのが普通です。リハビリ特化型のデイサービスでは、ストレッチ、筋肉トレーニングをはじめとした機能訓練がプログラムの中心となります。認知症対応型デイサービスの場合、プログラムの種類自体は一般的なデイサービスとさほど変わりませんが、認知症の方にあわせたレクリエーションなどが行われるため、デイサービスで働いたことのある人であっても、戸惑うことが多いでしょう。